ニッパーさん、MRI検査へ行く【犬の下半身麻痺②】

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ニッパーさん、MRI検査へ行く【犬の下半身麻痺②】
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MRI検査へ

前回の記事でも書きましたが、最短でMRI検査が可能な日時を予約していただきました(2日後でした)。

なかなか予約が取れない時があると聞いていたので、ホッとしました。だって延びれば延びるほど手術(するなら)の日が遠のくから。
前回の記事でも書きましたが、手術までの時間が短いほど手術成績が良いそうです。
また歩けるようになる確率を下げることはしたくないと思って焦っていました。

入院中のニッパーさんを迎えに行ってから検査する病院へ。
仙台でのMRI検査ができる場所は限られていて、私たちは総合動物病院へ行きました。
紹介制の病院で、夜には夜間救急病院になる病院です。

病院

病院へ行ったら何組か患者さんがいらっしゃいました。
一組はまさに検査が終わったところだったようで、検査が必要な子はうち以外にもたくさんいるんだなと、自分たちだけが大変だと落ち込んでいましたがそんなことないんだなと、なんだか客観的に実感しました。
みんなそれぞれ思うことはあるだろうけど、でも大事なその子のために頑張っている。
改めてニッパーさんに必要なことを一つずつやっていこうと思いました。

丁寧な診察・説明を受けてニッパーさんをお願いしました。
半日ほどの預かりになるとのことで、夕方に再度病院へ。

MRI検査は全身麻酔が必要となります。
病気への積極的な治療のため症状の把握に役立ちますが、リスクもありますので、先生からしっかりと説明を受けることをおすすめします。
検査費用は高額なため医療費負担が大きくなりますが、ペット保険に入っている方は保険の対象となる場合もありますのでご確認をおすすめします。

MRI検査の結果

結果は…

急性非圧迫性髄核脱出の疑い

ヘルニアの一種といえば一種らしい。
医学書にも少ししか載っていない、症例もほぼない病気の疑い…。
全身麻酔をかけてのMRI検査をしたのに確定できず、しかもヘルニアかなと思っていたのに、そんなニッチな珍しすぎる病気だなんてと愕然としました。
ヘルニアだったらすぐにでも手術してと計画していた案(ヘルニアは早急な対応が大事、早ければ早いほど歩けるようになる確率が上がる)がなくなって、むしろこれからどうしたらという不安が襲ってきました。

症例がほぼないということは、これからどうなっていくか全く予測がつかないということ。
ヘルニアとは違うから、この場合は手術をしても意味がない、というか、手術はできない、むしろしない。
広範囲に炎症が起きているから、それを抑えるような処置をして経過を見ていくしかない。
症例がほぼないから推測も立てられない。
ゴールの見えない結果に呆然。

総合病院の先生の見立てでは(これまでの経験や炎症の範囲から)、いつになるかはわからないが良くてふらふら歩けるかなくらいだと思う、とのことでした。

【良くてふらふら歩ける】

この【歩ける】という先生の見立てを信じて、それを頼りに、希望にして進むしかない!

ふらふらでもいい、また歩けるようになってほしい、というそういう気持ちばかりでした。

希望

あとこのMRI検査で、胸水が少しだけ溜まっていることがわかりました。
胸水が溜まるような原因に当てはまることはなく、原因不明。
少しだけなので様子をみようということになったのですが…これが入院中に増えていくのでした。。。

それから

またニッパーさんを連れて入院中の病院へ。
実は椎間板ヘルニアだったらすぐ手術という準備をしてくださっていたのですが、それは立ち消えとなりました。
この日から炎症を抑える治療が本格的に始まりました。

ちょうどお世話になっている病院(入院先)は、椎間板ヘルニアに詳しい病院でした。
脊髄の再生医療に取り組んでいるということで、再生医療の治療も追加していただきました。

幹細胞による再生医療。

ここから私なりに再生医療について調べまくる日も始まったのでした。

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